- 粗大ごみを捨るのが初めてでやり方が分からない
- 粗大ごみとして捨てられるものと捨てられないものを知りたい
- 粗大ごみを捨てる手順と方法を知りたい
引っ越しを契機に大量の粗大ごみの処分に苦労する人は多いのではないでしょうか?大きい粗大ごみが残っていると、引っ越しの準備が中々進まないということも多いです。
私はこれまで全国転勤の仕事の関係や生活環境の変化により、都心から地方、地方から地方、地方から都心、そして大きな部屋から小さな部屋へと計7回の引っ越しをしてきました。妻も6回引っ越しをしており、二人で合計13回引っ越し経験があります。そのたびに、断捨離や引っ越し、そしてもちろん粗大ごみの処分を数多く経験してきました。
そこで、この記事では粗大ごみの処分方法や捨て方のコツ、手順について解説します。
この記事を読めば「引っ越し時の粗大ごみ処分でやるべきことと、その手順・コツ」が分かります。
合計13回もの引っ越しで経験してきた粗大ごみの処分方法をお伝えします。
粗大ごみとは?
粗大ごみとは、家庭からでる最大辺が30センチメートル以上の大きなごみです。
※事業者から出る粗大ごみは、自治体では収集できません。
具体的には、布団や毛布、衣装箱、ガスコンロ、かばん、空気清浄機、ゴミ箱、自転車、机、椅子、テーブル、カーペット、掃除機、アイロン台、(最大辺が30センチメートル以上の品物)などが該当します。これらのものは、袋に入れて、可燃ごみや不燃ごみに出しても収集できませんので、粗大ごみとして処分しましょう。
なお、解体・分解した場合も元の大きさで粗大ごみとなるものは、粗大ごみとして処理する必要があります。
粗大ごみは自治体による処分が可能ですが、事前の申し込みと品目に応じた金額の有料粗大ごみ処理券が必要となります。
粗大ごみとして出せないもの
家電リサイクル法対象品目に該当するごみ
エアコン・テレビ・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機は、この家電リサイクル法対象品目に該当するため、粗大ごみとして出すことはできません。
これらの処分については家電リサイクル法により、リサイクルが義務付けられています。
家庭用パソコン
デスクトップパソコン・ノートパソコン・ディスプレイ・ディスプレイ一体型パソコンのような家庭用パソコンは自治体では収集できません。
粗大ごみの費用について
主な品目例を下記に図式します。その他の粗大ごみ品目と料金は各地区のHPや粗大ごみ受付センターに連絡して正確な料金を確認しましょう。
粗大ごみ品目 | 処理手数料 | 貼付する処理券 |
布団、衣装箱、イス、掃除機、照明器具など | 300円 | B券1枚 |
自転車(16インチ以上)、ソファー(1人用)など | 600円 | B券2枚 |
机(両そで机以外)、シングルベッド、ベッドマット(シングル)など | 900円 | B券3枚 |
ソファー(2人以上用)、ソファーベッドなど | 1,600円 | A券2枚とB券4枚 |
高さ・幅・奥行きのうち最も長い辺と次に長い辺の合計が360センチメートル以上の箱物家具、両そで机など | 2,200円 | A券2枚とB券6枚 |
粗大ごみの処分方法
粗大ごみを処分する方法にはいくつかの選択肢があります。
自治体の回収サービスを利用する
多くの自治体では、定期的な粗大ごみの回収サービスを提供しています。指定された日に粗大ごみを置く場所に出せば、自治体のごみ収集車が回収してくれます。回収日や出し方については、自治体のガイドラインを確認してください。
粗大ごみ処理センターに持ち込む
一部の地域では、専用の粗大ごみ処理センターがあります。自分で運転して粗大ごみを持ち込むことができます。ただし、処理センターの営業時間や手数料についても確認しておくことが重要です。
不用品回収業者を利用する
忙しい人や大きなアイテムを処分する手段がない人にとっては、不用品回収業者を利用するのも選択肢の一つです。ただし、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
不用品回収業者を探すなら!【エコノバ】粗大ごみを捨てる上での注意事項
粗大ごみを処分する際には、以下の点に注意してください。
法令や規制の遵守
環境や公共の安全を守るために、粗大ごみの処分に関する法令や地域の規制を遵守することが重要です。不法投棄は罰金や法的な制裁を受ける可能性があります。
リサイクルや再利用の促進
処分可能なアイテムがあれば、リサイクルや再利用を検討してください。地域のリサイクル施設やチャリティ団体に寄付することで、アイテムの廃棄を最小限に抑えることができます。
安全に処分する
大型のアイテムを処分する際には、周囲の安全に配慮してください。特に重いアイテムやガラス製品などは、取り扱いに十分な注意が必要です。
有害物質の取り扱い
家電製品や家具などの一部には有害な物質が含まれている場合があります。例えば、古い冷蔵庫にはフロンガスが含まれているため、適切な処分が必要です。このようなアイテムを処分する際には、専門の処理業者や自治体の指示に従ってください。適切な取り扱いが行われないと、環境や健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
処分料金の確認
粗大ごみを処分する際には、処分料金がかかる場合があります。自治体の回収サービスや処分センターを利用する際には、料金について事前に確認しましょう。料金が高額であれば、他の選択肢を検討することも重要です。
分別の必要性
一部の地域では、粗大ごみを分別する必要があります。例えば、金属製品や木材は別々に処理する必要がある場合があります。地域のルールに従って、粗大ごみを適切に分別して処分しましょう。分別が適切に行われないと、処理が困難になるだけでなく、リサイクルの効率も低下します。
違法投棄の回避
粗大ごみを適切に処分することは、地域の美観や環境を保護するために重要です。違法投棄は罰金や法的な制裁を受ける可能性があります。したがって、適切な手順を踏んで粗大ごみを処分し、地域社会の清潔さを維持することが求められます。
これらの具体的な注意事項を順守することで、粗大ごみの処分をスムーズかつ安全に行うことができます。
引っ越し時の粗大ごみの捨て方のまとめ
粗大ごみの捨て方にはルールがあります。
粗大ごみ受付センターの仕事の立て込み状況次第では、回収が1か月先になることも少なくありません。
しかし、引っ越しの期日が迫っていたり、今すぐにでも粗大ごみを処分して家をきれいにしたい場合には、不用品回収業者を利用するのも一つの手でしょう。