- 引っ越しが決まり、今よりも部屋が狭くなるので断捨離をせざるを得ない、、、
- 引っ越しの時に何から手を付ければよいのかが分からない
- 引っ越しに備えて手っ取り早くモノを捨てるコツや手順を知りたい
転勤や生活環境の変化により、引っ越しせざるをえない状況になり、モノを減らす必要はあるものの「結局何から始めればいいの?」と最初の一歩で止まってしまうケースはとても多いです。
私はこれまで全国転勤の仕事の関係や生活環境の変化により、都心から地方、地方から地方、地方から都心、そして大きな部屋から小さな部屋へと計7回の引っ越しをしてきました。妻も6回引っ越しをしており、二人で合計13回引っ越し経験があります。そのたびに、断捨離や引っ越し手続きを経験してきました。
そこで、この記事では引っ越しという期限が決まっている中での断捨離の優先順位やモノを捨てるコツ・手順について解説します。
この記事を読めば「引っ越し時の断捨離でやるべきことと、その手順・コツ」が分かり、今すぐに断捨離を始めることができます。
合計13回もの引っ越しで経験してきた断捨離の方法、コツを凝縮しておりますので、引っ越しまでの期間が限られている中で効率よく荷造りをするためにも最後までお読みください。
不用品回収業者を探すなら!【エコノバ】断捨離とは?
まず、断捨離とは「できる・できない」ではありません。
断捨離は「する・しない」を決めることが肝心です。
つまり、人によって「できる・できない」ことではなく、「誰でもできる」ことなのでその判断をすることが重要となります。
今回は引っ越しを機に「断捨離をする(しないといけない)」と決断をした方が多いと思います。
なお、「断捨離」というのは元々はやましたひでこさんによる造語です。
語源としては、ヨガの3つの行法哲学である「断行」「捨行」「離行」といわれています。
- 【断行】なだれこむモノを「断」つ
- 【捨行】ガラクタを「捨」てる
- 【離行】「断」と「捨」を繰り返し、モノへの執着から「離」れていく
引っ越しにおける断捨離の6つのメリット
「引っ越し」において断捨離をすることは6つのメリットがあります。
引っ越し費用が下がる⁉
引っ越しの費用はいくつかの要素によって変わります。
①基本運賃(時間×距離)×②実費(荷物の量×業者の人数)×③割増料金(繁忙期×営業マンの提案)×④オプション料金によって変わります。
引っ越し時に断捨離をすると、②実費(荷物の量×業者の人数)を減らすことに繋がるため、引っ越し費用が下がる可能性があります。
引っ越しの手間が少なくなる
引っ越し時に一番の手間となるのが、荷物の梱包です。
断捨離を行うことで、この荷物の梱包をかなり減らすことができるため、引越しの手間が少なくなるという利点があります。
また、新居にて梱包した荷物を空けて整理するということにおいても、断捨離は有効です。
引っ越し後の新居の活動スペースが増える
現在の住まいよりも、新居の方が部屋の広さが狭い場合も多々あります。
その際に、断捨離を行い、必要な荷物だけにすることにより新居の活動スペースが広がります。特に、不要なものを新居に持っていくと、段ボールのまま数か月も放置してしまうことも少なくありません。
私も40㎡から35㎡、35㎡から30㎡と地方から地方、地方から東京へと引っ越しする際に狭い部屋へと新居が変わっていきましたので、新居のスペース確保という点で断捨離はとても重要です。
不要な荷物を捨てずに置いていることは、実は「在庫管理コスト」として荷物の置き場分の「家賃」がかかっているとも考えられます。この「在庫管理コスト」という考え方は、断捨離の重要性を改めて考え直すきっかけになるかもしれません。
引っ越しの時間に余裕ができる
引っ越し時に断捨離をすることで、無駄な梱包作業に費やす時間が減ります。また、荷物が減ることにより、荷解き後に物を整理する時間が減ります。
つまり、断捨離をすることで時間に余裕ができます。
引っ越しに問わずいうと、モノが少ないと探し物を探す時間が減ります。何がどこにあるのかを把握しやすくなるため、引っ越しに限らず断捨離は時間に余裕を生み出すことができるのです。
お金が貯まりやすくなる
引っ越し時に断捨離を行うことで、お金が貯まりやすくなります。
今回、引っ越しの断捨離で「モノを捨てる」ことが大変ということに気づくでしょう。
その結果、安易にモノを買わなくなります。なぜならば、買うときに「これを捨てるときはどうするのか?」という断捨離視点で考えるようになるからです。
このように無駄なモノを買わなくなることは、お金の無駄遣いを減らすことになり、それはつまりお金が貯まりやすくなることに繋がります。
運気が上がる⁉
引っ越し時に断捨離をすることで「運気が上がる」、特に「金運がアップ」するといわれています。
これは上記の引っ越し時の断捨離の5つ目のメリットである「お金が貯まりやすくなる」ということに連動してるかもしれません。
しかし、これから新居で新生活がスタートすることもあり、「運気が上がる」ことに越したことはないでしょう。
引っ越し時の断捨離に必要な期間
それでは、引っ越し時の断捨離において必要な期間はどのくらいでしょうか?
目安としては、1.5か月あると良いです。
理由としては、粗大ごみを捨てる場合に、依頼が殺到しており、1か月待ちになることも多いからです。
しかし、私もサラリーマンとして会社から辞令により転勤(引っ越し)が必要となった際に、そのような期間の余裕がないときもありました。そのため、引っ越しが決まると同時に断捨離はすぐに始める必要があります。
もし引っ越し時に断捨離が間に合わずに、次の新居へと荷物を持っていくことになると、引っ越し業者への料金が高くなるに加えて、結局捨てられなくなってしまうこともあります。
段ボールのまま数か月置いたままになり、その分のスペースが狭くなり、実質、家賃の無駄遣い(在庫管理コスト)がかかってしまいます。
引っ越し時の断捨離のコツと手順
さて、引っ越しに備えて断捨離を始めましょう。
まずは、「一番大きいサイズのゴミ袋」を用意して下さい。
燃えるゴミ・不燃(燃えない)ゴミ・資源ゴミ(プラスチック・ビン・缶・古紙・ペットボトル)に分けていきますが、中でも注意すべきなのは「資源ゴミ」です。
燃えるゴミ・不燃(燃えない)は頻繁にごみ捨ての機会がありますが、資源ごみは回収日がすくないです。
そのため、まずは家の中に溜まっている(捨てられていない)資源ゴミ(プラスチック・ビン・缶・古紙・ペットボトル)を分けていきましょう。
マンションやアパート内のゴミ捨て場で共有のゴミ捨て場があるとしても、一度に大量のゴミを捨てると同じ住居の方に迷惑がかかってしまいます。
そのため、なるべくスタートを早くしてこまめに捨てていきましょう。
捨てるときのポイントとしては、すぐに捨てるということです。
ブランド品や家電のような、なまじ価値がつきそうなものにについては、ヤフオク・メルカリ・フリマに出すという方法もあります。
しかし、手間暇がかかり結局断念することが多かったり、売れるまで手元に残っているので性分が進まなかったり、大して値がつかないことで売ることをやめたりすることが多いです。
捨てると決めた時には回収費用を考えずに、一気に捨てることが断捨離を進めるポイントになります。
そのため費用はかかりますが、民間の不用品回収業者に依頼して処分するという手もあります。不用品回収業者を依頼することで、断捨離は半ば強制的に一気に進めることができますので、時間がない方や自身でやることが手間と感じる場合は有効な方法ともいえます。
引っ越し時の場所別【エリア別】断捨離のコツと方法
玄関の断捨離方法のコツ
不要なビニール傘を捨てる
傘は一人につき1本あれば十分です。予備に折り畳み傘があれば十分すぎます。
傘立てにビニール傘が複数ある場合には、引っ越しの機会に捨てましょう!
傘は不燃ごみ(陶器・ガラス・金属)に分類されます。
靴・ブーツを捨てる
下駄箱に眠っている靴はありませんか?ブーツなどを初め、箱に入れたまま1年以上履いていない靴はパフォーマンスよりも場所代の方が高くついている可能性があります。
靴の捨て方のポイントとしては、「履きたい」と思う靴をシーズンで3足だけ残して捨てることです。
特に下駄箱に入りきらずに部屋までに靴箱ごと靴がしまわれているのであれば、下駄箱に入る限度の7割程を目安に捨ててみましょう。”いざ”という時のために、持っている方がコスト代が高くついています。思い切って断捨離をしましょう。
リビング・ダイニングの断捨離方法のコツ
リビング・ダイニングの役割はくつろいだり、食事をしたりするスペースです。
これに必要のないものを捨てていきましょう。
テーブル・ソファー・床・カウンターの上の物を捨てる
水平面にモノを置かないことは断捨離の鉄則です。
私たちは普段水平面にモノを置き、さらには積み上げることが平常運転になってきます。すぐ使うもの、必要なもの、重要そうな書類だけど捨ててよいのか判断に困るものを中心にモノが積み重なっていきます。私もそうです。
だからこそ、引っ越しのタイミングで不要なものを捨てていきましょう。テーブル・ソファー・床・カウンターにモノが置かれていると、本来の機能が損なわれている状態で余計なコストが生まれています。
調理台の断捨離方法のコツ
調理台の役割は健康と安全を提供し、愉しく調理する場所になります。
洗われていない食器やゴミが積み重なっている場合は捨てましょう。
台ふきんを捨てる
もし布の台ふきんを使っているのであればそれを捨てて、新居に引っ越すタイミングでペーパータオルに変えましょう。
台ふきんは濡らした状態で繰り返し使われるため、臭いのもととなる雑菌はもちろん、清潔感とは程遠いものです。
さらには洗う手間も面倒です。洗濯機に他のものと一緒に洗うのもためらってしまいますし、漂白剤を使うのも手間がかかります。そうであれば、この引っ越しのタイミングで捨ててしまい、毎回清潔感を保つことができ、手間もなくなる使い捨てできるペーパータオルに変えていきましょう。
食器を捨てる
食器棚がないと食器をしまうのが難しく、洗ったものの置きっぱなしになります。
そもそも食器は必需品でしょうか?洗った後に水切りをするスペース、乾かす手間、収納する場所とかなりの手間暇が掛かります。
私はよく使うレギュラー食器以外は全て捨てました。そして、紙皿生活に変えました。
今は外食で安く早く済ませることもできます。食器棚がないだけで、調理台のスペースはかなり広く使うことができます。
また、箸・ナイフ・フォークは人数分+1を目途に捨てましょう。なお、私は洗い物がとても嫌いなので割り箸やドン・キホーテなどで打っている使い捨てのスプーンを活用しています。
実は食器を断捨離できると、食器棚も不要になるのでキッチン周りが大分余裕ができます。
スポンジ・洗剤を捨てる
食器を洗うスポンジは新しいものに変えるタイミングに困ることもあります。カレーなどがこびりつけば変えようと思い立ちますが、そうでなければ長期間変えずにきていることもあり得ます。引っ越しのタイミングで捨てて、新居で買い替えましょう。
洗剤も封が空いていると引っ越し業者が持って行ってくれませんので断捨離しましょう。
ただし、引っ越しの時には捨てるのは最後でよいでしょう。
キッチン家電を捨てる
使う頻度の少ないキッチン家電は捨てましょう。
例えば、トースター・コーヒーメーカー・炊飯器です。
家でパンをよく焼く・ご飯をよく炊くのであれば残しておいてもよいですが、ご飯などはサトウのごはんなどがレンジで相当美味しく食べれます。一人・二人分であれば処分してしまい、そちらにシフトすることでモノを減らすことができます。
ちなみに、私は一人暮らしをしていた際に、レンジ・炊飯器・トースターを捨てました。
コーヒーメーカーも粉を買いに行くのが面倒だと感じたり、週1~2回使わない限りは捨ててしまってもよいと思います。最近では、コンビニですぐに美味しいコーヒーが飲めます。
キッチン家電を捨てるには勇気がいりますが、一人暮らしなどの時は意外と外食がメインで使わないケースも多いです。思い切って、引っ越しの機会に断捨離できるとスペースが一気に空きます。
冷蔵庫の中身を捨てる
引っ越しまであと残りどのくらいでしょうか?引っ越しの前日には冷蔵庫の中身は空にして電源を切る必要があります。
まず、蓋を空けてしまっている調味料(醤油・ソース・酢・みりんなど)は引っ越しで持って行ってくれませんので、捨てる必要があります。
ギリギリまで使おうとすると、最後に必ずドタバタする原因となるので今すぐ捨ててしまいましょう。
そして、飲み物以外は冷蔵庫のものは買わないようにしていき、冷凍食品をはじめとして冷蔵庫の中身を今日から急いで食べて断捨離しましょう。
クローゼットの断捨離方法のコツ
服を捨てる
一番かばり、スペースを使っているのが服です。
社会人になれば多くの場合、週5は仕事で週2が休日でプライベートです。そのため、仕事でスーツを着るような場合は、私服は2~3日分だけ残して残りは捨てましょう。多くの服があっても、プライベートの時間が少なくなるため、服を収納しているスペースに無駄なコストが発生しています。
奇抜な服装を残すと上下合わせるバリエーションが少なくなってしまうので、シンプルなコーデを残すのがポイントです。
最近はユニクロもお洒落な服を置くようになっているので、もし足りない場合はユニクロなどで調達すればよいと考えて、まずはよく着る服以外は引っ越しの機会に捨てましょう。
書類を捨てる
クローゼットに書類が山積みになっているケースも多いです。特に保険関連や重要と書いてあるような封筒などは捨てるのを躊躇してしまいます。
しかし、ここ半年で使った書類はどのくらいありますか?いざとなれば、問い合わせればいくらでも再発行してくれるはずです。それでも心配であれば、写メを取って3か月~半年使っていない書類は勇気を持って、引っ越しの機会に全て捨ててしまいましょう。気持ちが軽くなるはずです。
洗面所・バスルームの断捨離方法のコツ
洗面所の役割は身づくろい、日々のケアとメンテナンスを行う場所です。
また、バスルームの役割は癒しの場になります。これに不要なものは捨てていきましょう。
私はバスルームの椅子や桶は、石鹸カス(金属汚れ)などがついてしまい、掃除しても簡単には取れなくなってしまっているケースも多いため、引っ越しの度に断捨離して、買い替えています。
試供品を捨てる
ホテルなどのアメニティーを持ち帰り、収納している人も多いはずです。例えば、歯ブラシ・化粧品・1回分のシャンプー・リンスなどです。
「とりあえずとっておく」ということは断捨離において一番余計な思考です。
「とりあえずとっておく」ではなく、「いつも使うものだけ取っておく」に思考を変えて、試供品は引っ越しの機会に全て捨ててしまいましょう。
バスタオル・ハンドタオルを捨てる
不要な数のタオルを保有していませんか?私の友人にはバスタオルを全て捨ててしまったという人もいます。バスタオルはかさばるとのことで、お風呂上りにはハンドタオルで代用するようになったようです。そうすることで洗濯も楽になったようです。
贈答品で送られたバスタオルが箱詰めで置かれているようであれば、引っ越しの機会に古いタオルを捨てて新しいタオルに切り替えるタイミングにしましょう。
そして、不要となったタオルは今回の引っ越しの時の雑巾として掃除道具として使いましょう。
シャンプー・リンスを捨てる
引っ越し業者は封の空いている液体を持って行ってはくれません。そのため、シャンプー・リンスは引っ越しのタイミングで捨てることになりますので、そこを考えて調整していきましょう。
使い捨て歯ブラシも3本ほどであれば掃除用によいですが、それ以上は不要です。この機会に断捨離を進めましょう。
寝室の断捨離方法のコツ
寝室の役割は安全・安心・くつろぎです。心身の回復を行う空間です。
使っていない布団を捨てる
お客様用の敷布団、かけ布団、毛布、シーツなどは圧縮してもかなりのスペースが必要となります。
最近、友人・お客様が泊まりに来たことはありますか?お客様が来たときのために、いつ来てもいいように、準備はしていてもここ数年使っていないのであれば、思い切って捨ててしまいましょう。冠婚葬祭の形も昔と変わってきており、その日に帰られる方も多くなっています。
私もお客様用の布団を準備しておりましたが、地方から東京への引っ越しの際に思い切って断捨離することを決断しました。東京では通常使うもの以外を家に置いておくスペースはありません。
しかし、それ以降、うちで友人が泊ったことはありません。万が一泊まることになったとしても、最近はレンタル布団などもあるので、それで十分です。
ベッドの周りの小物を捨てる
ベットの周りには時計やリモコン、ぬいぐるみにアロマなど小物が溢れていることが多いです。しかし、日本は地震が多い国です。1日の1/3の時間を過ごす寝室に小物が多いことはリスクの一つでもあります。寝ているときは無防備状態ですので、ベット周りの小物は引っ越しに先立ち、ただちに断捨離しましょう。
ベット周りは特に殺風景とも見える程、断捨離の必要性が高いエリアとなります。
また、シーツや枕カバーは1週間に一度は洗った方が良いと言われています。寝ているときは意外と汗をかいていますので、こまめに洗う方が清潔です。
しかし、ベット周りにモノが多いとシーツや枕カバーを洗濯し、交換をするのが億劫になってしまうので、地震対策及び衛生のためにもベット周りの断捨離はとても重要です。
(旧)ジャニーズ・アイドルグッズを整理する
推しのグッズを寝室に大量に飾っている方も多いでしょう。
その推しグッズを引っ越しの機会に整理することも必要なことも出てくるでしょう。
例えば、(旧)ジャニーズ事務所の推しメンの応援ジャンボうちわやぬいぐるみ、AKB48や乃木坂46のマフラータオルやオリジナルペンライトがそうです。
思い入れもあるものなので、捨てるということは整理することがオススメです。
特に、【ジャニキング】は全国どこからでも無料で宅配買い取りをしてくれます。
大切な推しグッズを捨てるのではなく、他の方に活用してもらうのが良いです。
引っ越し時の断捨離のコツのまとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
引っ越しが決まった場合は、期日が決まっているので断捨離を急いで進めないといけません。
また、不用品を捨てるとしてもなるべく安く費用を抑えたいものです。
不用品回収業者を活用することで、費用を抑えて、不用品を一気に処分することができます。
引っ越しの期日も決まっている中では、あれやこれやと悩むよりもまずは動いてみることが重要です。
まずは見積もりを取得してどれくらいの費用がかかるのかを知ることから始めてもいいでしょう。